【時系列】岡崎彩咲陽さん事件 報道と警察説明のズレが気になる…

岡崎彩咲陽 警察の説明 ズレ 矛盾
dmenuニュース

5/3には、遺体が岡崎彩咲陽さんと判明しました。

神奈川県警が5/3夕方に事件の経緯を説明しました。

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目次

【時系列】事件の経緯~報道と警察の説明~

日テレNEWS

警察の説明と、これまでの報道の情報を、下記に時系列にまとめました。(警察の説明の出展:日テレNEWS

日付他媒体の情報、親族の見解など警察の説明
2024年6月13日2024年6月
暴力や連れ去り行為を受けた岡崎さんが、
警察に相談する。(出典:産経新聞
岡崎さんから「彼氏と、けんかになった」と通報を受け、警察官が対応。岡崎さんを祖母宅に避難させる処置を取る。
2024年9月20日2024年9月
警察に被害届を提出
しかし元交際相手から「取り下げろ」
「殺すぞ」と脅され、届けは取り下げられる。
(出典:産経新聞
岡崎さんの父親から「娘が元の彼氏から暴行を受けた」旨の通報を受け、警察官が対応。
岡崎さんから事情を聞くと「昨日の夕方、元彼から殴られ、蹴られ、ナイフのようなもので脅された」と説明したことから、警察で「暴力行為」として被害届を受理
その後、男も含め、双方から事情聴取を行う。
2024年10月29日男と復縁していた岡崎さんが事実と異なる説明をしたとして、被害届を取り下げる申告があった。
男と別れる旨を申し立てたが、その後も岡崎さんと男との間で交際関係が継続し、警察としては、両者と話をし、それぞれの家族と話すなど、岡崎さんの意向を確認しながら必要な措置を取ってきた。
2024年10月30日岡崎さんの姉から「誰かに家に入られたみたいだ。おそらく妹の彼氏」旨の110番通報があった。
岡崎さんから事情聴取したところ、姉の自宅に在宅中、元交際相手から無理やり連れ出されたと説明したが、後日、交際が継続しており、「事実と異なる」説明があった。
双方別れる旨、申し立てたものの、これまでにトラブルを繰り返したり、再び交際するなどの状況があったりしたため、継続措置とした。
2024年11月5日「元彼から暴力を受けた」旨の岡崎さんからの一般通報。
2024年11月10日岡崎さんの父親から「娘がいなくなった。元交際相手と一緒にいるのではないか」との一般通報を受けたが、「行方不明の届け出は出すつもりはない」という意思表示がなされていた。
その後、岡崎さんと男が一緒にいることが判明し、双方から事情聴取したところ、復縁していたことが判明。
2024年11月22日岡崎さんの父親から、岡崎さんらが復縁しており、その状況が確認されたことから、防犯指導を行った上で、9月20日からの取り扱いを終えている。
2024年12月9日
午後6時35分
岡崎さんから臨港警察署に電話。「元交際相手が家の周りをうろついている。元交際相手に連絡したほうがいいのか」という連絡を受けている。夜間だったので、当直体制の中、警察官が話を聞いたところ、相手方に注意をするために詳細な話をさせてほしいと申したが、「また連絡をする」と言われた。この警察官は元交際相手に連絡しないよう防犯指導をしている。
2024年12月9日
午後7時7分
再度岡崎さんから同じ内容で電話があり、同じ内容を申し受けたが、「今は警察から元交際相手に話をしなくてもいいです。署にも行きません」と言われた。
この関係で、男に注意するために、警察署に来てもらい、詳細な状況を確認したいと岡崎さんに言ったが、「いまは元交際相手に話さなくてもいい。署にも行きません」と被害者が言って電話を終えている。
署員が行くことも含めて被害者に言っている。そういったことも含めて、被害者に説明している。署員は、被害者から緊急性がないとの確認を取ったので、それで来署を呼びかけた。
2024年12月10日
午前5時6分
岡崎さんから「元交際相手に自転車を盗まれたので、返してほしくて電話したが、電話に出ない。元交際相手の家の前にいる」という内容の電話。
電話を受けた臨港署員は、2回目の署員と被害者とのやりとりを聞いていて、元交際相手との接触によるトラブル防止のため、その場を離れるよう伝えるとともに、生活安全課員から折り返し電話させる旨を伝えた。
その後、臨港署の生活安全課員が再度、岡崎さんに電話したところ、岡崎さんは「元交際相手を自転車を盗んだことで逮捕してほしい」と申し立てたので、生活安全課員は「今すぐには逮捕できない。事件化するためにも、警察署で事実関係を聞きたい。被害届を提出してもらう必要がある」旨を説明するとともに、男に、会ったり、連絡したりしないよう防犯指導をしたところ、岡崎さんは「もういいです」と言って電話を終えている。
2024年12月11日
午後0時49分
岡崎さんから臨港署に電話。通話は2分半と短く、昼間で警察の代表電話で受けていて、自転車の盗難内容についてだったのではないか。
2024年12月12日
午前4時14分
岡崎さんから臨港署に電話。
用件は「元交際相手が自宅付近をウロウロしているので怖い。自宅周辺をパトロールしてほしい」という内容。
電話を受けた川崎臨港署員は、警察官を派遣して、男がいれば職務質問する旨、説明するとともに、自宅から出ないことなどの防犯指導をしている。
その後、パトカーによる捜索や警戒を実施したが、男など不審者の発見に至らず、その結果を岡崎さん本人に連絡した。
2024年12月16日
午後2時7分
岡崎さんから臨港署に電話。用件は、午後4時過ぎに自転車盗の被害届を受理しているので、その手続きに関する電話と思われる。
2024年12月19日
午前10時10分
岡崎さんから臨港署に電話。用件は地域課において受理した被害届の誤りについてで、取り扱った警官は訂正の必要を説明し、対応可能な日時の調整を行った上で、警察官が岡崎さんの自宅に赴き、書類の訂正をした。
2024年12月19日
午後9時52分
2024年12月19日
SNSを通じて、「殺されるかもしれない」
と母親にメッセージを送った。
(出典:毎日新聞
岡崎さんから臨港署に電話。
用件は川崎臨港署の生活安全課員が来署しているか確認の電話で、電話を受けた署員は、当該署員が不在だったが、緊急性を要するものではないため、日中の時間帯に改めて電話してもらうよう依頼。
2024年12月20日
午前7時10分
2024年12月9~20日
岡崎さんが9回にわたり警察に相談の
電話をかける。
行方不明前日の19日21:50、
当日の20日7:10にも警察に電話している。
親族が警察に通話内容の確認を求めるも、
「ない」
と言われる情報がXで拡散される。
(出典:X)
岡崎さんから臨港署に電話。
前日同様、生活安全課員に対するもので、電話を受けた当直の警察官が、当該署員の出勤状況を確認したところ、不在であったため、午前8時30分以降に、再度電話してほしいと依頼したところ、岡崎さんは時間をおいて連絡しますと申し立て、電話を終えている。
当日、岡崎さんのアカウントのSNSから、同居の祖母宛に「少し出かけてくる」とメッセージがあって以降、所在不明に。
2024年12月22日2024年12月22日
祖母が1階の窓ガラスが割られていることに
気づき、警察へ通報。
警察は現場確認に来たが、写真撮影や
防犯カメラの確認などは行わず、
「事件性はない」と判断したという。
(出典:NHK)  
岡崎さんの祖母から、自宅のガラスが割られている旨の通報があり、警察官が臨場したところ、岡崎さんが帰宅しないとの申告あり。 祖母が「元交際相手の男の家に行っているかもしれない」「帰ってこないことが何より心配」と申告したことから、現場臨場した警察官は、行方不明者の安全確認を優先すべきと考え、ただちに男の自宅に赴き、自宅の確認、事情聴取を行った。男からは岡崎さんの行方について、明確な答えはなかった
2024年12月23日2024年12月下旬
家族が正式に行方不明届を提出。(出典:FNN
川崎臨港署に来署した岡崎さんの父親から、行方不明者届を出したい旨の話があり、警察においてこれを受理とともに、同日、岡崎さんが同居していた祖母宅、男の自宅などの確認を行う。
警察はそれ以降も、岡崎さんの知人からの聴取、岡崎さんの携帯電話の位置情報の確認、岡崎さんが立ち寄った場所の捜索、男からの聴取などを含む捜索活動を実施してきた
2025年1月16日男の自宅を敷地内の空き家を含めて確認。 12月22日、23日、1月16日の男の自宅の確認は男の了承を得て任意のもとでやった。引き出しを勝手に開けるといった、令状にもとづく捜索ではない。遺体の発見場所は、ちょうど親族が食事をしているとして、細かいところは確認できなかった。
2025年4月2025年4月30日
男が4月上旬に海外出国した情報をうけ
警察はストーカー規制法違反の疑いで
自宅を捜索。
(出典:NHK) 
住宅の床下からバックを発見。
現場では遺体と断定しておらず、
警察署で改めて調べて遺体と分かった。
遺体は、焼損跡もあり、一部は白骨化。
(出典:TV-asahi
男の所在が分からなくなったことから、関係者からのさらなる聴取を進め、4月28日にストーカー規制法違反容疑で捜索差し押さえ許可状を請求。4月30日に、男の自宅の捜索を行った。
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警察の説明がおかしい、説明がない 3つの点

テレ朝news

ざっと比べてみると、説明がおかしな点や、気になる点が、3つあります

おかしな点①:ストーカの相談は受けていない

奈川県警は3日夕方、一連の対応について説明し、ストーカー被害の相談については「受けていた認識はない」としました。

引用:日テレNEWS

しかし、2024年12月12日の岡崎さんから、警察への電話の中で、岡崎さんは、以下のように話しています。

「元交際相手が自宅付近をウロウロしているので怖い。自宅周辺をパトロールしてほしい

引用:日テレNEWS

元交際相手がウロウロしていて、かつ、怖い、状態であるのは、ストーカー行為ではないのでしょうか。

それ以前にも、12月9日にも、元交際相手がうろついている旨の電話を警察は受けています。

今後、この時点で、ストーカー行為と判断しない点も、論点になりそうです。

おかしな点②:通話の記録は「ない」

岡崎さんと警察の通話の内容の確認を求めても、「ない」と警察に答えられています。

しかし、今回の説明では、通話の状況が詳細に報告されています。

事実は記録されていたのですが、親族にはその存在を隠したのでしょうか…。

おかしな点③:ガラスが割られているが「事件性はない」と判断

行方不明になった際の、祖母宅のガラス破損について、「事件性はない」と判断した警察ですが、

今回の説明の中では、そこには触れられていません。

今後、その判断の根拠についても、今後の検証が望まれます。

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まとめ

Yahoo!ニュース

岡崎彩咲陽さんの事件をめぐっては、被害相談から行方不明に至るまでの過程で、警察と岡崎さんの間に繰り返しやりとりがあったことが明らかになりました。

中には「元交際相手が自宅周辺をうろついている」「自転車を盗まれた」など、緊迫した相談も含まれていましたが、神奈川県警はストーカー相談の認識はなかったと説明しています。

また、警察との通話内容の存在を親族には「ない」としていた点や、窓ガラスが割られた際にも「事件性はない」と判断していた対応も、疑問視されています。

一連の警察の対応に対して、説明の食い違いや判断の是非が問われる形となっており、今後さらに検証が求められるでしょう。

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