
2025年春に発覚した岡崎彩咲陽さんの事件は、多くの人に深い悲しみと疑問を残しました。
この記事では、報道に基づいて事件の経緯を時系列で整理し、今後の課題についても考察します。
岡崎彩咲陽さん事件 時系列まとめ(5/3更新)

2024年春頃
岡崎さんが勤務するバーに、
のちの元交際相手が客として訪れ交際が始まる。
交際開始後まもなく、DVが始まったとされる。
(出典:NHK)
2024年5月初旬
関係が悪化し、元交際相手による
ストーカー行為が始まる。
(出典:FNN)
2024年6月
暴力や連れ去り行為を受けた岡崎さんが、
警察に相談する。(出典:産経新聞)
2024年9月
警察に被害届を提出。
しかし元交際相手から「取り下げろ」
「殺すぞ」と脅され、届けは取り下げられる。
(出典:産経新聞)
2024年12月9~20日
岡崎さんが9回にわたり警察に相談の
電話をかける。
行方不明前日の19日21:50、
当日の20日7:10にも警察に電話している。
親族が警察に通話内容の確認を求めるも、
「ない」と言われる情報がXで拡散される。
(出典:X)
2024年12月19日
SNSを通じて、「殺されるかもしれない」
と母親にメッセージを送った。
(出典:毎日新聞)
2024年12月20日朝
祖母が岡崎さんの不在に気づく。
毎日のように訪れていた元交際相手の
姿が見えなくなる。(出典:FNN)
2024年12月22日
祖母が1階の窓ガラスが割られていることに
気づき、警察へ通報。
警察は現場確認に来たが、写真撮影や
防犯カメラの確認などは行わず、
「事件性はない」と判断したという。
(出典:NHK)
2024年12月下旬
家族が正式に行方不明届を提出。(出典:FNN)
2024年
警察は、男にストーカ行為に対し、
何度か口頭注意を行う。
(ストーカー規制法に基づく書面での警告は行わず)
岡崎さんの失踪後、任意で事情聴取と
自宅確認が実施される。(複数回)
男は、「自分も心配で探している」などと話した。
(出典:NHK、Yahoo)
2025年4月30日
男が4月上旬に海外出国した情報をうけ、
警察はストーカー規制法違反の疑いで
自宅を捜索。
(出典:NHK)
住宅の床下からバックを発見。
現場では遺体と断定しておらず、
警察署で改めて調べて遺体と分かった。
遺体は、焼損跡もあり、一部は白骨化。
(出典:TV-asahi)
2025年5月2日
司法解剖を行い、身元の確認を進める。
2025年5月3日
発見された遺体は、岡崎彩咲陽さんと判明。
男が帰国。また、逮捕状を請求へ

繰り返される構造的問題と今後の課題

本件では、岡崎さんおよび家族から警察に繰り返し相談があったにもかかわらず、最悪の事態を防ぐことができませんでした。
日本では、ストーカーやDVの被害を「個人間の問題」として軽視する傾向が依然として残っています。
また、警察の初動対応や情報共有の体制にも課題が残ることが浮き彫りになりました。
今後、神奈川県警および関係当局からの説明が待たれるとともに、再発防止策の具体化が社会全体で求められています。
Q&A|読者の疑問にお答えします
- なぜ警察は動かなかったの?
-
ストーカー規制法やDV相談の体制には限界があり、被害届が取り下げられると介入が難しくなるケースも。詳細は制度の課題とともに議論されています。
- DVやストーカー被害に遭った場合、どこに相談すれば?
-
最寄りの警察署、配偶者暴力相談支援センター、または男女共同参画センターなどをご利用ください。
参考リンク:警察庁HP - 家族が行方不明になった場合、すぐに捜索してもらえるの?
-
成人の行方不明は「事件性」がないと緊急捜査にならないことがあります。警察の判断によるため、改善が求められています。
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