
キラキラの衣装に、華やかなメイク。まるでアイドルのような雰囲気。
プロレスに詳しくない人でも、中野たむさんの姿を見て「気になるなぁ」と感じたことがあると思います。
そんな彼女の魅力は、見た目だけではありません。その裏には、実は、涙と努力の積み重ねがあります!
中野たむの経歴①バレエ→ダンス→アイドルとあがき続ける

愛知県安城市に生まれた、中野たむさんは3歳からバレエを始めました。
もちろん、夢はバレリーナ。
しかし、中学1年生で、突然バレエを辞めてしまいます。
厳しい世界の現実に打ちのめされます。
「気づいたんです。『あ、私はバレリーナにはなれないんだ。それは生まれた時から決まってたんだ』って。バレエはとてもシビアな世界で、生まれ持ったプロポーションや才能がすごく左右する。すべての時間をバレエに注いできたけど、私には不可能な世界だという現実に打ちのめされて、絶望してやめました」
引用:sportiva
高校卒業後に上京。ミュージカル専門学校に通い、その後は、ミュージカルのツアーに参加しつつ、インストラクターとしても活躍。
その際に、『アイドルグループを始めるから、やってみないか?』と声をかけられます。
歌って踊って、人に夢を与えるという点ではバレエやミュージカルと同じなのかなと思って、やってみることにしたんです
引用:sportiva
そしてアイドルを始めた、中野たむさんの、アイドル履歴です。
【中野たむのアイドル経歴】
◆2012年11月~ 「カタモミ女子」のリーダー
◆2015年6月~ 「インフォメイト」
しかし、インフォメイトも、半年で解散だったため、
「頑張るだけじゃダメな世界なんだ。バレエと同じく無理な世界だったんだ」
と思ったそうです。

んー、なかなかうまくいかないんだなぁ・・・大変だ



うん、続ければよいって事でもないんだよね。難しいね。
中野たむの経歴②wikiには載っていない運命の出会い
そんなアイドル活動にも限界を感じているときに紹介されたのが、女子プロレス団体「アクトレスガールズ」代表の坂口敬二さん。
坂口さんの押しの強さに負けた、中野たむさんは練習を見に行くのですが、
『みんな紹介するで、練習生や!』と強制的に参加させられます。
これが、中野たむのプロレスとの運命的な出会いになります!



この出会いが無ければ、プロレスラーにはならなかったんだね。感謝!!



こういう、ちょっとした出会い、大切なんだよね。
中野たむの経歴③wikiでは伝わらない!厳しい下積み時代


そのデビュー戦も数日前に、練習で首を痛め、医者からはこのまま続ければ、半身不随になる可能性がある、とまで言われてしまいます。
『バレエもダンスもアイドルもダメで、私って全部ダメなんだなって……』
でも…
『ここで諦めたら、私は何者にもなれなくて、本当にここで終わる。それなら、体がダメになる可能性があったとしても、最後に見つけたこの道をやりきりたい』
引用:Goetheweb
エースの、安納サオリに全力で挑みますが、当然のごとく敗戦。
しかし、その全力で挑む姿勢に、観客からは惜しみない拍手が送られました。
対戦相手の安納サオリさんのブログでも、以下のように書かれています。
気迫はしっかり伝わっていますね!
デビュー戦と思えない立ち振る舞い、気迫、気持ちでした。
引用:安納サオリオフィシャルブログ
まっすぐ私のことを見てくれて
全力でぶつかってきているってすごく伝わりました!



いやぁ、伝わるもんだね。気持ちって。



気持ちもあるけど、プロレスは体のぶつかり合いだから、余計と気持ちは伝わるね。
中野たむの経歴④挫折と復活の繰り返しで得たもの


2017年にスターダムに入団するも、なかなかシングルのベルトが取れない。
『やっぱりここでもダメなんだ』
と思い、何度もやめようと思った中野たむさん。
しかし、同期の星輝ありささんが、ライバルから、自分をすべてさらけ出せる素敵な仲間になりました。
のちに、その、ありささんも引退を発表し、
『彼女がやめて、私も本当にプロレスやめようかなと思っていた』
そこに宿命のライバル、ジュリアが現れる。
ファイトスタイルが似ているという、ジュリアとの戦いでは、中野たむさんの顔つきが明らかに変わります!
ジュリアとの戦いで、アイドル時代は夢のまた夢だった、日本武道館でベルトを勝ち取ります!



やった、武道館!アイドルでは無理だったのにね



昔からのファンの人たちは、うれしかったでしょうね!!
共感を呼ぶ!中野たむの”続ける才能”


中野たむさんは、インタビューでこのように言っています。
小さい頃から夢見ていたバレリーナになることもできなかった。アイドルで売れることもできなかった。自分には何もないと思っていたけど、そういう絶望を味わった人のほうがきっと、もう絶対に負けたくないっていう気持ちで闘える。弱い人の心に寄り添える存在でいたいなって……
引用:Sportiva
だから……この世界に絶望している人もいるかもしれないけど……そういう人たちの心に届くような……明日、頑張って生きていったら……きっといいことが起こるよって……教えてあげたい……
絶望しながらも、頑張って進んでいく。
そうして、宝をつかむ。
彼女の挫折をしつつも進んできた道を想像すると、この言葉に共感しかできません!



やっぱり、続けるってことは大事なんだよね!



そうだね、たむさんから、続ける勇気もらえるね!
まとめ:中野たむのwikiと実際の経歴


中野たむさんのWikiには、所属団体や、タイトルマッチの”実績”が載っています。
しかし、それだけでは、彼女の魅力は伝えきれません。
彼女の、心の経歴をお伝えしました。
失敗や、挫折を経験し、それを乗り越え、道を切り開いてきた経歴です。
彼女の頑張りから、私たちも、「まだ、変われる!挑戦できる!」と、思いたいですね!!
ここまで記事を読んで頂きありがとうございました!
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