
今や「ブラックメンソール」の一員として注目される芸人・ベストパフォーマンス・ハタ。将棋芸人としての顔でも知られていますが、彼の経歴をたどると、「爆発物処理班出身」という驚きの過去にたどり着きます。
その爆発物処理班を辞めた衝撃の理由とは?
この記事では、元警察官としてのリアルなエピソードを交えながら、彼の“異常すぎる経歴”を深掘りします。
警察学校から爆発物処理班へ──異色のキャリアの始まり

ハタさん(本名:秦 和志)は、高校卒業後に警察学校へ入校。卒業後は品川警察署に配属され、交番勤務を経験した後、なんと爆発物処理専門部隊へ異動します。
一見、危険極まりない仕事への異動に思えますが、本人いわく──
「爆発物処理班って、基本的に暇なんです。でも手当が高い。それに惹かれて希望した」
引用:よしもと将棋芸人 と金チャンネル
というのが理由だったそうです。(22歳頃に希望をしたようです。)
「人が行きたがらない部署=手当がいい」という構図を見抜いて、あえて志願。これはある意味、合理的な判断と言えるかもしれません。
しかし、なぜ辞めたのか?衝撃の理由

そんな手当も厚く“ある意味おいしい部署”に思える爆発物処理班ですが、ハタさんは「暇すぎて辞めた」と語ります。
「暇って、ほんとに地獄なんです。ずっと待機、ずっと待機。何も起きないのに毎日ただ待つだけ。」
引用:よしもと将棋芸人 と金チャンネル
出動がない限り、待機の日々。何かあったら、即出動に備え、バスの中で眠る日々。
拘束時間が長く、それがつらくて、やめるという決断をしたそうです。
彼は警察を退職。そして2020年、NSC東京校(吉本興業の芸人養成所)に26期生として入学します。
実際の出動エピソードも「地味で現実的」

在籍時、数少ない出動経験の一つとして「お台場に爆発物がある」との通報を受け、現場に急行したというエピソードも披露しています。
実際の現場では、「いかにも」なアタッシュケースがありました。
防護服に身を包み、アタッシュケースを上げると、中身は「爆発物」ではなく、「女性ものの下着」。
何も、起こらなくてよかった、というのが、彼の唯一の出動事例でした。
ドラマのように“赤か青か”は切らない

もうひとつ、よく聞かれる爆発物処理にまつわる誤解。
ドラマや映画では、
「赤のコードを切るか、青のコードを切るか──」というシーンが定番ですが、
「現実ではそんな選択ありません。そもそも液体窒素にドボンと入れて終わり。」
引用:よしもと将棋芸人 と金チャンネル
と、バッサリ。
実際には分解するよりは、液体窒素に入れてしまう、という処理をしているのですね。
NSC入学、そして芸人へ

警察を辞めた後、2020年にNSC(吉本総合芸能学院)東京校へ入学。芸人としてのキャリアをスタートし、数々のコンビを経て、2024年に桐生ザベストと「ブラックメンソール」を結成。
また、特技の将棋でも注目され、日本将棋連盟吉本興業支部の相談役も務めるなど、マルチな活躍を見せています。
まとめ|“暇すぎて辞めた”爆処出身芸人の現在地

爆発物処理班という、誰もが一歩引くような職歴。
しかし、その中にあったのは「出動要請まで、ただ待つ」という強烈な静のストレス。
それをきっかけに芸人という“動の世界”へ飛び込んだベストパフォーマンスハタさん。
今後は、その反動で、爆発的なパフォーマンスを期待したいですね。
Q&A|ベストパフォーマンスハタにまつわる疑問を解消!
- なぜ爆発物処理班を希望したんですか?芸人になるためのネタ作り?
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実はネタ作りではなく、本人いわく「暇だけど手当が良い」と聞いて、自ら志願したとのこと。合理的な理由ですが、想像以上に“暇”すぎてキツくなり、結果的に退職することに。
- どうして将棋にも詳しいんですか?芸風の一部?
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将棋は小学生の頃に祖父から習ったのがきっかけ。愛知県時代には杉本昌隆八段の道場に通うほど本格的に取り組んでいました。芸風とは別で、特技として今でも続けています。
- 芸人名「ベストパフォーマンス・ハタ」の由来は?
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元は「徳川イクラ」という名前で活動していましたが、後にマヂカルラブリー・野田クリスタルさんが命名したのが現在の芸名。インパクト重視の名付けですが、まさに“人生がベストパフォーマンス”ですね。
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